2013/10/10

RIDEA一段落


ということで、やっとまともに動くようになりました。一段落です。


さて、前回の記事から今日までの間にいろいろあったため、何から書くかという感じなんですが、まずはSRAMの初期型REDとRIDEAとの相性について書きます。

セッティングしては試走し、またセッティングしては試走しを繰り返して導き出した結論は、『RIDEAと旧REDのフロントディレイラーの相性があまり良くない』ということです。
スタンドにセットしてセッティングする際はそこそこスムーズに変速するのですが、実走時にインナーからアウターに変速するとケイデンスが低いためか、うまくチェーンがアウターに入ってくれません。

と、前回の記事でこのように書きましたが、実はRIDEAとREDの相性以前に、チェーン落下防止のためにつけているWoodmanのチェーンキャッチャーが一番の悪さをしておりました。Woodmanのチェーンキャッチャーはフロントディレイラーを直付け台座に装着するための座金も兼ねた構造なのですが、実はこの座金部分が軽量化のためか純正のものなどと比べるとかなり小さめに作られており、そのせいで固定力が弱めです。だから変速時に微妙にズレます。

どうやら通常の真円チェーンリングでの変速と比べると、楕円チェーンリングでの変速はフロントディレイラーにかなり負荷がかかるようで、キツめに台座に固定しないと変速の度にズレて、最終的に変速できなくなります。つまり、これが「スタンドにセットしてセッティングする際は問題ないものの、実走時には変速がおかしくなる」の真相です。

ということで、チェーンキャッチャーを外してセッティングしたところ、しっかり固定されているため変速はちょっとマシにはなりました。ですが、純正のチェーンリングの変速性能には及ばないため、まだまだ満足できるような状態ではありません。

そこで思いついたのが、シマノのフロントディレイラーを使うということです。
以前より、SRAMとシマノはそれなりに互換性があるという話を小耳に挟んでいたので、ならば一度試してみるかとシマノのフロントディレイラーに手を出してみました。


まず、手を出したのがFD-6700。1つ前のアルテグラのフロントディレイラーです。上位のFD-7900が完全に専用のSTIでしか動かない反面、こちらはシマノのSTIならそこそこ動くと聞いたので、SRAMでもなんとかなるかなと思ったのですが、結論から言うとダメでした。

何がダメかというと、SRAMのダブルタップとシマノのSTIワイヤーの引き量が微妙に異なるため(恐らくシマノのほうがより引く構造です)、羽がアウター側にしっかり移動してくれません。ワイヤーを引いたりアジャスタブルボルトをいじったりいろいろしましたが、無理でした。なんとかなるというレベルではなく、確実に無理なレベルです。

ということで、SRAM 初期型REDのダブルタップとFD-6700は互換性がないことが分かりました。

「誰だ、それなりに互換性があるなんて言ったヤツは。表に出ろ」と思っていたところ、「FD-7800などのちょっと以前のフロントディレイラーだと動く」と聞いたので、それを信じてFD-7800を探して買うことにしました。


FD-78……すいません、FD-6600です。FD-7800が思ったよりも高かったのでこっちにせざるを得ませんでした。中古がサ◯クリーで1,980円でした。

装着してセッティングしてみたところ、確かにFD-6700と比べると可動量が多く、ギリギリ行ける感じです。インナー×ロー、アウター×トップでチェーンが僅かに擦れてしまうのは避けられないみたいですが、ほんの僅かなのでこれぐらいなら許容範囲です。

セッティング方法は、インナー時にもワイヤーにかなりのテンションがかかっている状態を作り出す(よりワイヤーを引ける状態にする)ために、ギアがインナー×ローの状態でワイヤーを外してインナー側のアジャスタブルボルトを締めて、チェーンとFDが干渉している状態でワイヤーを固定。固定後アジャスタブルボルトを緩めて、インナー×ローでほんの僅かにチェーンがフロントディレイラーに擦れる状態にします。

あとはケーブルアジャスターでワイヤーのテンションを微調整し、インナー×ロー、アウター×トップでチェーンが僅かに擦れるぐらいまで持って行きます。ワイヤーのテンションとにらめっこな作業ですが、根気よくやればセッティングは出ると思うので頑張りましょう。


そんなこんなで、最終的にこのようになりました。

肝心の変速性能なのですが、これはもうバッチリです。試しに70kmくらいのライドに出かけたのですが、変速できないシチュエーションはありませんでした。FD-6600のおかげで変速がスパスパ決まり、ひょっとしてRED純正のときよりもいい感じに変速出来てるんじゃないかという気さえします。

ということで、いろいろありましたが、やっとまともに使えるようになったので、これからこのRIDEAのチェーンリングの性能を検証していきたいと思います。

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